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インド藍もタデ藍も生葉の中には青色素のもとになるインジカンという物質が含まれていて、酵素と出会うことによってインドキシルという物質になり、さらにインドキシルが酸化することによりインディゴになり青色を発色する。藍里のタデ藍パウダーはインドキシルの状態で髪に塗布することになります。

 

藍の葉の組織が破壊されると

タデ藍の場合

自然に乾燥した場合、葉の中で水に溶けないインディゴが発生する為、粉末化し、水溶きしても染めることは出来ない。

インド藍の場合

タデ藍と比べ、葉の中でインジカンと酵素が出会う反応が遅いと言われています。しかし、コンクリートの上に広げて乾燥するだけでは、天候にも左右され、安定した品質の染毛料を作ることは難しいのではないかと推察されます。

藍里タデ藍パウダーの工夫

〇 藍里では酵素を含む粉末と、酵素を含まない粉末の2種類を作り、水を加えて混ぜ合わせた時、酵素とインジカンが出会い、インドキシルへと変化し、頭髪に塗布したのち酸化することで発色するように工夫を加えました。

〇 インドキシルは水に溶ける為、髪の毛に塗布すると付着します(イオン結合)。2度染めの場合は、先にキューティクルの中に入り込んだヘナを着色することで、白髪がブラウンや黒に染まります。藍は2~3日かけてゆっくり発色する為、髪質によって洗い流した直後、緑っぽく発色をすることがありますが徐々にブラウンや黒色へと変化していきます。

〇 酵素はタンパク質でできており、40℃で失活しますので、高温のお湯を加えると上記のような染毛メカニズムは起こらず染めることが出来ません。

〇 水分を加え、長く放置すると、酸化が進みインディゴへと変化しますので、色素が髪に付着できなくなります。

 

藍の種類

※タデアイとインド藍、リュウキュウアイは全く違う植物です!!!

 

タデアイの効果

エイジングケアしながら染まる

タデ藍のインジゴやインジルビンという色素には粘膜治癒効果が認められており、またビルベリーの4倍以上と言われる抗酸化物質であるポリフェノールが含まれています。さらに近年注目される抗菌作用が高く、抗アトピー作用にもっとも期待されている成分の一つも含まれております。

・抗酸化作用(エイジングケア)・・・ポリフェノール / フラボノイド
・粘膜治癒作用(インドール化合物)・・・インジゴ / インジルビン
・抗菌 / 抗アトピー / 抗がん / 抗白血病 /抗アレルギー ・・・トリプタンスリン
・免疫調整力・・・ケンペロール
・抗炎症/ 抗菌作用・・・トリプタンスリン/ケンペロール
・抗ウィルス作用・・・ケルセチン/グルクロニド

株式会社林原の生物化学研究所の歯周病の分野での研究ですが、タデアイの葉の水抽出物に歯周病を改善する可能性があることがわかったそうです。強い抗炎症作用と抗菌作用があることがわかったそうです。そのほかに、抗ピロリ菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗がん作用、抗アレルギー作用などが今までに明らかになっているそうです。有効成分はトリプタンスリンである可能性が高いようです。

弘前大学での研究記事によりますと、植物のアイから抽出したトリプタンスリンという物質にアトピー性皮膚炎などの皮膚病を改善する可能性があることを確かめたそうです。ところで、アトピー皮膚炎は何らかの影響で皮膚の抵抗力が弱っているところにカビの仲間であるマラセチア菌が繁殖することによって発症するという説があるそうです。患者の8割にマラセチア菌の増殖が見られるそうです。

 

藍色の染料が潰瘍性大腸炎の治療に有効であることを実証

Efficacy of Indigo Naturalis in a Multicenter Randomized Controlled Trial of Patients With Ulcerative Colitis

タデアイ(藍)フラボノイドの潰瘍性大腸炎モデルマウスでの抗炎症作用を確認

新型コロナウイルス(SARS‐CoV-2)に対する藍由来抽出物の不活化効果を確認

施術

①ダブルスパカラー

・まずはヘナ単品でスパカラー(30~60分放置)
・流してからタデアイでスパカラー(15-45分)

①シングルスパカラー

・ヘナとタデアイを混ぜてスパカラー(30~60分)